付録A:自宅で課題に取り組みたい人へ
授業で作成したプロジェクトを自宅でも続けたい場合や、自分のPCでUnityを使いたい場合の環境構築方法を説明します。
必要なPCスペック
Section titled “必要なPCスペック”Unity 6.3 LTSのシステム要件です(出典:Unity公式ドキュメント https://docs.unity3d.com/6000.3/Documentation/Manual/system-requirements.html (2026年7月時点))。
- OS:
- Windows 10 version 21H1(ビルド19043)以降(X64)
Windows 11 21H2(ビルド22000)以降(Arm64) - macOS Ventura 13以降
- Ubuntu 22.04 / Ubuntu 24.04
- Windows 10 version 21H1(ビルド19043)以降(X64)
- CPU:
- Windows/Linux:X64アーキテクチャ(SSE2命令セット対応)またはArm64
- macOS:Intel(SSE2対応)またはApple Silicon(M1以降)
- RAM:8GB以上(プロジェクトの複雑さによる)
- GPU:
- Windows:DirectX 10/11/12またはVulkan対応
- macOS:Metal対応のIntel/AMDまたはApple GPU
- Linux:OpenGL 3.2+またはVulkan対応のNVIDIA/AMD GPU
- ストレージ:20GB以上の空き容量(プロジェクトサイズによる)
推奨スペック(快適に使うため)
Section titled “推奨スペック(快適に使うため)”- CPU:Intel Core i7 第8世代以降 / AMD Ryzen 5 3600以上
- RAM:16GB以上(大規模プロジェクトでは32GB推奨)
- GPU:
- NVIDIA GTX 1060 / RTX 3050以上
- AMD RX 580 / RX 6600以上
- ストレージ:SSD 50GB以上の空き容量
- ディスプレイ:フルHD(1920×1080)以上
注意:学校のPCが最小要件を満たしていれば、2Dパズルゲームの制作には十分です。
Unity Hub・Unityのインストール
Section titled “Unity Hub・Unityのインストール”Unity Hubのダウンロード
Section titled “Unity Hubのダウンロード”Unity Hubは、複数のUnityバージョンとプロジェクトを管理するツールです。
- Unity公式サイト(https://unity.com/ja)にアクセス
- 「Unity Hubをダウンロード」をクリック
- お使いのOSに合わせたバージョンを選択
- インストーラーをダウンロード(約150MB)
Unity Hubのインストール
Section titled “Unity Hubのインストール”Windows の場合:
- 「UnityHubSetup.exe」をダブルクリック
- ユーザーアカウント制御で「はい」を選択
- ライセンス契約に同意
- インストール先はデフォルトのままで「インストール」
- 「Unity Hubを実行」にチェックを入れて「完了」
macOS の場合:
- 「Unity Hub.dmg」をダブルクリック
- Unity HubアイコンをApplicationsフォルダにドラッグ
- Launchpadから起動
- 初回起動時は「開く」を選択
Unityエディタのインストール
Section titled “Unityエディタのインストール”- Unity Hubを起動
- Unityアカウントでサインイン(または新規作成)
- 左側メニューの「インストール」をクリック
- 「エディターをインストール」をクリック
- 6000.3.21f1 LTSを選択(学校と同じバージョン)
- 一覧にない場合は「Archive」タブや「Other versions」→「Unity 6」から探す
- モジュール選択画面で以下を確認:
- 必須(Windows):Microsoft Visual Studio Community 2026
- Macの場合:Unity Hubからは入りません。後述の 「Macでスクリプトを編集する場合」を参照
- 推奨:Documentation
- 日本語言語パック:※後述の説明を読んでから判断
- 任意:Android Build Support(スマホ向け開発用)
- 「インストール」をクリック(約5-8GBのダウンロード)
ライセンス認証
Section titled “ライセンス認証”- 初回起動時にライセンス選択画面が表示
- 「Personal」を選択(学習用途は無料)
- 「私は以下の条件を満たしています」を確認:
- 収益および資金調達額が年間20万ドル未満
- 教育目的での使用
- 「同意して Personal Edition を取得」をクリック
日本語化について(英語推奨)
Section titled “日本語化について(英語推奨)”英語インターフェースをお勧めする理由
Section titled “英語インターフェースをお勧めする理由”英語版のメリット:
- 情報が豊富:エラーメッセージをそのまま検索すると解決策が見つかる
- 最新情報が早い:Unity公式ドキュメントやチュートリアルは英語が先
- コードとの一致:プログラミング言語はC#も含めて英語ベース
- AIとの相性:ChatGPTやGitHub Copilotに質問する時も英語用語が正確
- 就職に有利:ゲーム業界では英語ツールの使用が標準
実際の例:
- 「NullReferenceException」を検索 → 英語:約2,300万件 / 日本語:約40万件
- Stack Overflow(プログラマーQ&Aサイト)は基本英語
- Unity公式フォーラムも英語がメイン
Unity Hubの日本語化(必要な場合のみ)
Section titled “Unity Hubの日本語化(必要な場合のみ)”Unity Hub自体は日本語化しても問題ありません。
- Unity Hubを起動
- 右上の歯車アイコン → 「Preferences」(設定)
- 「Appearance」タブを選択
- 「Language」で「日本語」を選択
- Unity Hubを再起動
Unityエディタの日本語化(非推奨)
Section titled “Unityエディタの日本語化(非推奨)”どうしても日本語化したい場合:
- Unityを起動
- メニューバーから Edit → Preferences(Windows)/ Unity → Settings(Mac)
- 「Languages」を選択
- 「Editor language」で「日本語」を選択
- Unityを再起動
英語に戻す方法:
- 編集 → 環境設定(またはUnity → Settings)
- 「言語」を選択
- 「エディター言語」で「English」を選択
- Unityを再起動
英語に慣れるためのヒント
Section titled “英語に慣れるためのヒント”- よく使う単語を覚える:Transform、GameObject、Componentなど
- Google翻訳を活用:分からない単語はすぐ調べる
- アイコンで覚える:メニューのアイコンを見て機能を推測
- ショートカットを使う:Ctrl+S(保存)などは世界共通
Visual Studioのインストール
Section titled “Visual Studioのインストール”C#スクリプトを編集するために、Visual Studioが必要です。Unityと一緒にインストールできますが、別途インストールも可能です。
Unityと一緒にインストールする場合(Windows)
Section titled “Unityと一緒にインストールする場合(Windows)”Unityインストール時のモジュール選択で 「Microsoft Visual Studio Community 2026」にチェックを入れます。 これが一番簡単な方法です。
別途インストールする場合(Windows)
Section titled “別途インストールする場合(Windows)”- Visual Studio公式サイト(https://visualstudio.microsoft.com/ja/)にアクセス
- 「Visual Studio Community」の「無料ダウンロード」をクリック
- インストーラーを実行
- ワークロード選択画面で以下を選択:
- 必須:「Unityによるゲーム開発」
(これだけでUnity用の機能が一式入ります) - 任意:「.NETデスクトップ開発」
(Unity以外のC#プログラムも作りたい場合)
- 必須:「Unityによるゲーム開発」
- インストールを開始(約10-20GBの容量が必要)
Macでスクリプトを編集する場合
Section titled “Macでスクリプトを編集する場合”- Visual Studio Code(無料・推奨):次の項目を参照
- JetBrains Rider(学生は無償ライセンスを申請できる)
Visual Studio Code(軽量版)を使う場合
Section titled “Visual Studio Code(軽量版)を使う場合”WindowsでもMacでも使える軽量なエディタです。
- VS Code公式サイト(https://code.visualstudio.com/)からダウンロード
- インストール後、以下の拡張機能を追加:
- C# Dev Kit(Microsoft製)
※C#拡張も一緒に入ります - Unity(Microsoft製)
※デバッグ機能もこれに含まれます
- C# Dev Kit(Microsoft製)
- Unityの設定で外部エディタをVS Codeに変更:
- Unityで Edit → Preferences
- External Tools を選択
- External Script EditorでVS Codeを選択
Visual Studioの初期設定
Section titled “Visual Studioの初期設定”- 初回起動時にサインイン画面が表示(スキップ可)
- テーマ選択:「ダーク」または「ライト」を選択
- Unityとの連携確認:
- UnityでC#スクリプトをダブルクリック
- Visual Studioが自動で開くことを確認
便利なショートカット
Section titled “便利なショートカット”| 操作 | ショートカット | 説明 |
|---|---|---|
| 保存 | Ctrl + S | ファイルを保存 |
| 元に戻す | Ctrl + Z | 直前の操作を取り消し |
| やり直し | Ctrl + Y | 取り消しをやり直し |
| コメント化 | Ctrl + K, C | 選択行をコメントに |
| コメント解除 | Ctrl + K, U | コメントを解除 |
| 自動整形 | Ctrl + K, D | コードを整形 |
| 検索 | Ctrl + F | 文字列を検索 |
| 置換 | Ctrl + H | 文字列を置換 |
IntelliSense(コード補完)の設定
Section titled “IntelliSense(コード補完)の設定”Unity用のコード補完を有効にする:
- Visual Studioで ツール → オプション
- テキストエディター → C# → IntelliSense
- 以下を確認:
- 「入力時にIntelliSenseを表示」にチェック
- 「スニペットを含める」にチェック
Unity用拡張機能のインストール
Section titled “Unity用拡張機能のインストール”Visual StudioでUnity開発をより快適にする拡張:
- Visual Studioで 拡張機能 → 拡張機能の管理
- オンラインで検索:
- 「Visual Studio Tools for Unity」
(「Unityによるゲーム開発」ワークロードに含まれるので通常は導入済み) - 「Unity Snippets」(コードスニペット)
- 「VSColorOutput」(デバッグ出力をカラフルに)
- 「Visual Studio Tools for Unity」
うまく動かないとき
Section titled “うまく動かないとき”Visual Studioが開かない、自動補完が出ないといった場合の対処法は 付録E:困ったときはにまとめてあります。
学校と自宅でプロジェクトを行き来する
Section titled “学校と自宅でプロジェクトを行き来する”学校で作ったプロジェクトを自宅で続けるには、バージョン管理を使います。 しくみと手順は付録D:バージョン管理にまとめてあります。