[値フィールドの設定]で[個数]へ変更します。
Formsの回答をExcelで集計してグラフを作る
Microsoft Formsで集めた回答をExcelへ取り込み、質問ごとの人数をグラフにして比較します。
実習「アンケートの取り方」の全体像を確認する / ステップ2
1. Formsの回答をExcelで開く
- 集計するフォームをMicrosoft Formsで開きます。
- 上部の[応答の表示]タブを選びます。
- 回答数が表示されていることを確認します。
- [Excelで開く]を選びます。
Formsをどこから作成したかによって、回答ブックはOneDriveまたはSharePointに保存されます。学校アカウントではExcel for the webで開くことがあります。
回答表の構造を確認する
Formsの回答表は、基本的に1行が1件の回答、1列が1つの質問になっています。先頭にはID、開始時刻、完了時刻などの管理用列が含まれることがあります。
| ID | 完了時刻 | 学年 | 部活動 | 朝食 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 2026/8/23 9:01 | 1年 | 運動部 | 毎日 |
| 2 | 2026/8/23 9:03 | 2年 | 文化部 | ときどき |
| 3 | 2026/8/23 9:05 | 1年 | 運動部 | ほとんどない |
2. 元データを残して分析する
回答が同期される元のワークシートはそのまま残し、分析用のシートやブックを別に作ると安全です。
- 回答が入ったワークシートの名前を確認します。
- 必要に応じて[ファイル]→[名前を付けて保存]で分析用コピーを作ります。
- 氏名やメールアドレスなど、分析に不要な個人情報はグラフや発表資料に含めません。
誤字の修正やカテゴリのまとめ直しが必要なときは、分析用コピーに作業列を追加して行います。回答者が入力した元データを残すと、後から確認できます。
3. ピボットテーブルで人数を集計する
例として「朝食を食べる頻度」の各選択肢を何人が選んだか集計します。
- 回答表の中にあるセルを1つ選びます。
- [挿入]→[ピボットテーブル]を選びます。
- 表または範囲を確認します。
- [新しいワークシート]を選び、[OK]を押します。
フィールドを配置する
右側の「ピボットテーブルのフィールド」で、「朝食」を2回使います。
- 「朝食」を[行]へドラッグします。
- 「朝食」をもう一度[値]へドラッグします。
- [値]が「個数 / 朝食」になっていることを確認します。
- 「合計 / 朝食」になった場合は、▼→[値フィールドの設定]→[個数]へ変更します。
| 朝食 | 人数 |
|---|---|
| 毎日 | 42 |
| ときどき | 32 |
| ほとんどない | 26 |
| 総計 | 100 |
4. ピボットグラフを作る
- 作成したピボットテーブル内のセルを1つ選びます。
- [挿入]→[ピボットグラフ]を選びます。Excel for the webでは[挿入]→[グラフの挿入]から選ぶ場合があります。
- [集合縦棒]または[集合横棒]を選びます。
- グラフタイトルを「朝食を食べる頻度」のように、内容が分かる名前へ変更します。
ピボットテーブルの分類やフィルターを変更すると、グラフも連動して変わります。
5. 目的に合うグラフを選ぶ
| 見たいこと | 向いているグラフ | 例 |
|---|---|---|
| カテゴリごとの大きさを比べる | 縦棒・横棒グラフ | 部活動別の人数 |
| 全体に占める割合を見る | 円グラフ | 通学手段の割合 |
| 時間による変化を見る | 折れ線グラフ | 月ごとの回答数 |
| 数値の分布を見る | ヒストグラム | 1日の学習時間 |
| 2つの数値の関係を見る | 散布図 | 睡眠時間と学習時間 |
選択肢が多い場合や差が小さい場合は、円グラフより棒グラフのほうが比較しやすくなります。立体グラフは大きさを読み違えやすいため避けましょう。
6. 伝わるグラフに仕上げる
- タイトル:何を集計したグラフか具体的に書く。
- 軸タイトル:横軸・縦軸が何を表すかを書く。人数なら単位も付ける。
- データラベル:必要な場合だけ値を表示する。
- 並び順:大小比較なら人数順、段階評価なら意味のある順にする。
- 色:強調したい項目以外は色数を抑え、同じ意味には同じ色を使う。
- 出典と標本数:発表資料には調査名、実施時期、回答数を添える。
回答者100人のうち、「毎日朝食を食べる」と答えた人が42人で最も多かった。一方、「ほとんどない」と答えた人も26人いた。
7. 回答が増えたときに更新する
- Formsの[応答の表示]から[Excelで開く]を選び、最新の回答を確認します。
- 同期ブックを使っている場合は、回答行が追加されていることを確認します。
- ピボットテーブルを選び、[更新]を実行します。
- 集計範囲に新しい行が含まれない場合は、データソースの範囲を確認します。
提出用のグラフには、どの時点までの回答を使ったか分かるよう集計日時を書きましょう。
8. うまく集計できないとき
未回答があります。未回答も結果として残すか、除外するかを調査目的に合わせて決めます。
自由記述では「運動部」「運動系」など表記が分かれます。分析用の作業列でカテゴリを統一します。
1セルに複数の選択肢が入るため、そのままのピボット集計では各選択肢を別々に数えられません。Formsの集計画面を確認するか、複数回答の集計ツールで選択肢別の表へ変換してください。
通常のグラフを集計表から作った場合は、総計を除いたセル範囲を選び直します。
9. 2つの質問の関連を調べる
「部活動」と「朝食」のように2つの質問を組み合わせる場合は、クロス集計表を作ります。作り方や独立性の検定は、学習編の「クロス集計と独立性の検定」で確認できます。
複数回答の質問がある場合は、先に複数回答の集計ツールでExcel用の表を作ります。集計表とグラフがそろったら、Wordのレポート作成へ進んでください。
詳しい操作は、Microsoft公式のフォーム結果の確認手順、FormsとExcelブックの説明、ピボットグラフの作成手順も参照してください。